取扱皮革一覧 | LEATHER

はじめにintroduction

ワニ、トカゲ、ヘビなどに代表されるエキゾチックスキンの魅力は個性的な表情、風合いにあります。ファッションの世界でも、多くのデザイナーたちがその魅力と取り組み、オリジナリティに溢れた皮革製品を作り出してきました。生きいきした豊かさや、親しみをもつ革製品への思い入れは限りなく深いものです。

  • Crocodile

  • Ostrich

  • Lizard

  • Snake

ワニCrocodile

爬虫類皮革の代表的なものがワニ革です。現在、世界中に生息しているワニは、3科9属23種と言われています。
アリゲーター科は、4属7種、クロコダイル科4属15種、ガビアル科1属1種からなりますが、ガビアル科をクロコダイル科に含める学者も多くいます。その中で生息数等の関係により、皮革として取引が行われているものは、次の種類のワニです。

  • イリエワニ

  • ニューギニアワニ

  • ナイルワニ

  • シャムニワニ

オーストリッチOstrich

天然素材の中でも、第一級のスペシャルレザーとして、デザイナー達の創作意欲をかきたてるのがオーストリッチ(駝鳥)革です。高級化、個性化時代にあって、野性味の中にエレガンスさを秘めた風合いが好まれています。
数百年前には、ダチョウの仲間は9種も生息していましたが、現在ではダチョウ目ダチョウ科1種のみです。亜種としては、マサイダチョウ、キタアフリカダチョウ、ソマリアダチョウ、ミナミアフリカダチョウ、アラビアダチョウなどがいます。

野生のものは、中央アフリカ、シリア、アラビア等の乾燥地帯に分布していますが、減少傾向にあるため、南アフリカのクライン・カルーと呼ばれる地域では、積極的なオーストリッチの飼育が行われ、皮革用として計画的な生産と、理想的な管理がなされています。また、“走る鳥”ともいわれる駝鳥には、走鳥類の仲間として、オーストラリアのヒクイドリ目エミュー科、ニューギニアのヒクイドリ目ヒクイドリ科1属3種、ニュージーランドのキーウィ目キーウィ科1属3種、さらに南米のレア目レア科2属2種がいます。

  • サドルフィニッシュ

  • レッグ

  • レア

トカゲLizard

小型の恐竜(The Little Dinosaurs)とも言われるトカゲは、爬虫類皮革の中でもポピュラーな素材として人気があり、独特の鱗模様は、幅広く各種の製品に活かされています。世界中に、数多くの種のトカゲが生息しており、その数は16科383属3751種にのぼります。皮革製品に利用されているものは極めて少なく、現在、ワシントン条約上国際取引可能な種は約9種類で、主なものは次の通りです。

トカゲを含む爬虫類には、独自の鱗のほか身体全体に、その種独特の斑紋・模様を有しています。鞣し・仕上げは、この特徴のある斑紋を活かす場合もありますが、斑紋を薬品処理により除去し、鱗のみを活かす場合もあります。これは、種類やその時々のファッションにより異なります。

  • リングマークトカゲ

  • ナイルオオトカゲ

  • テジュー

  • ジャクルジー

ヘビSnake

個性的な斑紋や鱗模様を持つヘビ革は、皮革ファッションには欠かせない素材のひとつです。ヘビは地球上に、11科417属2389種存在すると言われています。
ワニ、トカゲ等に比べて、ワシントン条約上、取引可能な種は数多くありますが、ここでは、革製品用として利用されている、代表的なものを取り上げてみます。

ヘビを含む爬虫類には、独自の鱗のほかにその種独特の斑紋・模様を持っています。種によって斑紋を活かしたり、需要により斑紋を薬品処理で脱色する仕上げがあります。

  • ダイヤモンドパイソン

  • ダイヤモンドパイソン

  • ダイヤモンドパイソン

  • モラレスパイソン

  • モラレスパイソン

  • モラレスパイソン

  • ウィップスネーク

  • レッドパイソン

  • カロング